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2011年7月14日 (木)

はじまったんだよ~.hack//Archives_03語り~

 強い力……

 使う人の気持ち一つで

 救い,

 滅び,

 どちらにでもなる

 「.hack//」完全設定資料集 .hack//Archives_03(シリアルナンバー:00004)の感想を書きます.お待たせしました.(……誰も待ってないか.)

 シリアルナンバー00001争奪戦には敗れましたが,00004というのはそこまで悪くありませんね.もうここまで来ると運の要素がかなり高いし.絶対包囲の4という事でシリアルナンバーを脳内美化しております.ともあれ,1桁だったのは嬉しいです.Archives_01からの流れとしては,00902→00039→00016→00004になりました.

 全体としての感想としては,“カイトと腕輪とデータドレインの諸々が満載で大満足”です.次点は,八相とクビア.別にそれだけが良かったとか言うつもりではなく,ただ単に自分の「.hack」に対する想いの中心点だっただけです.

 01,02と同様,全イラスト,初期設定等々,設定資料集として,正に完全でした.これで満足できない人は購入したファンの中には居ないでしょう(確信).

 ……と前回,前々回と続いたので,今回もそうなんだろうなぁという同じ期待値で見ていたら,今回の完全設定資料集は違いました数々の思い出補正,TRILOGY→G.U.と来ての原点,約8~9年振りに見るイラスト……しかもそれが黄昏の書のモチーフとした設定資料集と化しているとか,マジ最高だ!!!という気分でした.

 3Dイラストの綺麗さとか,ゲームとしての諸々は以降のG.U.等の方が優れている筈なのに……..hack//のWeb公開CGとか,パブリシティイラストとか,今見ても格好良くて痺れます.何なんでしょうか,この感覚は.

 じっくり読んでたら時間がかかって時間がかかって,仕方がなかったです.

 郵送方法もファンに嬉しい形という至れり尽くせりでした.段ボールが専用のサイズでぴったりだったので,届いた後の保管にも役立ちます.

 装丁は表紙が布地製で,いつものテカテカではないので,汗が付着してるのを拭う事がありませんでした(笑).読んでる時は化粧紙を付けたままでしたが.

 黄昏の書なのはとても良いです.専用ケースの方も八相デザインで,表紙と対応が取れてますしね.

 以降,CC2ストアに表記されているポイント毎の感想.↓

 本誌

  • 特典小説
  • カイトとブラックローズのその後を描く本小説.具体的な内容としては,カイトの腕輪の最後の時,最後のウィルスバグとの戦い,最後のデータドレイン,そして,カイトの将来についてです.カイトの将来の夢(世界の人々と関わる)については,.hack//LiVE 劇奏のライブドラマ(.hack//after2021)で述べられていたのですが,まさか,この完全設定資料集の中でも言及されるとは思っていませんでした.

    腕輪との別れ,新しい始まり,アポトーシス……後日談として,.hack//の最後として,綺麗にまとまってて凄く良かったです.ウィルスバグも進化していて,モンスターとしてではなく,ダンジョンのエリアとして存在していたというのも良いですね.最後のAIDA=AIKAに繋がる様にしたのかも知れません.

    特に,データドレイン大好きな私にとっては,“最後の”データドレインがシナリオの主軸の1つとして描かれていたのが最高に嬉しいです.

    また,カイトの終わる=変わる事への不安の描写や,ゲーム内でのモーションである両足跳びについての言及(カイトの癖)があったのもポイントです.Another Birthラストのオフ会があった事になっているのと,カイトがブラックローズを意識している描写も良かったです.「.hack」シリーズにおけるベストカップルだと思います.

    あと,ウィルスバグの除去に同行する(新キャラクターの)スポークですが,思わせぶり,腕輪が見えている,重剣士?で武器が鎌,1人称が「僕」に変わる,そしてヘルバの知り合い……もう何も言う必要はありませんね.

  • 「細川誠一郎」&「WAKA」描き下ろしイラスト
  • 両名のカイトとブラックローズがそれぞれ……つまりカイト×2+ブラックローズ×2.これはこれで良かったのですが,01~03までの描き下ろしイラストの中では,01のハセヲB-stフォームが一番良かったかなと.閑話休題.

    今回もワークフローは完備.各人の単独作業部分について,それぞれのワークフローを並べてあり,比較できるのも面白いポイントでした.コラボレーションならでは.

    個人的に細川誠一郎画のカイトは,大人び過ぎている感じがして少し微妙.WAKAイラストの方が好きかなと思います.

  • 超初期「.hack//」企画
  • ムーンクローとフォルテプロッツェについては企画書までなので,そこまで量は多くないです.それでもあると嬉しいのですが.「.hack」と比べると本当に雰囲気が全然違います.

    トレジャーハッカーは,当然ですが,.hack//の基となるものがありありと目に付きます.キャラクターに関しては大体同じですね.また,演出,エフェクト等は若干違うものの,データドレインとゲートハッキングの流れも同じでした.シナリオも掲載されていましたが,重要なポイントは抑えつつも,何処と無く違う作品でした.あぁ,「.hack」であってくれて良かった.

    その他,良かった点.↓

    • プロトタイプキャラクター設定
    • 夕暮れ竜の設定画
    • 八相の役割=機能(感情データの収集,コルベニクは形態毎に変化)
    • クビアの役割(アンチハッカー)
    • データドレインの仕組み
    • 腕輪の機能=データドレイン,データドレイン無効,ゲートハッキング,属性無視
    • The Worldのマニュアル,必須スペック(クライアント)
    • The World=モルガナ,アウラの機能,必須スペック(サーバ)
    • CC社とThe Worldの関係
  • 収録画像(総数1,500点以上)
  • カラーページ

    カラーページはVol.1からVol.4までのストーリー毎に分かれており,その中でキャラクター,更にその中で(主にそのキャラの)パブリシティイラストが掲載されている構成でした.(Vol.1→カイト→パブリシティイラスト→ブラックローズ→……みたいな感じです.)

    各キャラクターの設定には,ステータスのレーダチャートや属性が明記されていて,そこも良かったところでした.キャラクターのデータ掲載はアウラが最初だった事とカイトのデータが無属性=Illegal(ちなみにヘルバはCheat)だった事がポイントです.

    パブリシティイラストが完全収録されているのは本当に嬉しい限りです.CC2のHPに掲載されていた3Dイラストは懐かしいです.今では公開されていないので.見た事が無いイラストも全て掲載されているのが“完全”設定資料集ならでは.見た事の無かったクリアファイルのイラストが凄く好みでした.

    データドレインのイラストは個人的に凄く熱いです.また,腕輪が壊れてるイラストは全般的に格好良いですよね.

    あと,他のサブキャラクターと比較して,ぴろしのページ数が多いです.

    良かったイラスト等.↓

    • イラスト付き黄昏の碑文(巻頭)
    • ゲームのシナリオ
    • パッケージイラスト
    • キャラクターデータ
    • データドレイン(まとめ)
    • パブリシティイラスト
    • タウン設定(公式サーバのリア・ファイル有)
    • サーバテーマ
    • 精霊一覧
    • 武器一覧(素人の双剣が一番格好良い)
    • モンスター一覧(裏ボス含)
    • 八相(データドレイン後,原画,初期案有)
    • クビア完全体(カイトが辿るルート有)
    • 「アイテムコンプリート」イベントクリアイラスト(没案はぴろし)

    モノクロページ

    良かったイラスト等.↓

    • The Worldのキャラクターエディット
    • The Worldの世界設定
    • 呪紋についての設定
    • キャラクター相関図(モルティ含)
    • .hack//の年表(主に本編開始前)
    • 腕輪と八百由旬ノ書
    • データドレイン設定(ドレインアーク=拡散データドレイン,2128ドレイン=極光データドレイン,ドレインアーク=拡散極光データドレイン)
    • 八相初期案
    • 八相没アクションモーション
    • イベント没案(エリアエディット)
    • .hack//Another Birth挿絵
    • ハロルドの手記,エマ,黄昏の碑文
    • トリビア(キャラクター身長,最低:アウラ~最長:ぴろし)
  • 10,000文字開発手記
  • ここに書くけど,富士登山(初めて読んだ)は,酷いと思った.生きて帰れたから良かったものの,最悪の場合は死んでもおかしくない状況だと思いました.是が非でも止めて下さいという項目のオンパレード過ぎます.閑話休題.

    「.hack」が完成するまで……ではなく,「.hack」という企画ができるまでの話と言った方が正しいです.バンダイの方針転換に巻き込まれて企画が消滅しかけた,いきなり(サイバーコネクト社の)社長が居なくなった等々,これまでに知る機会の無かった事柄も多く書かれていました鵜之澤伸内山大輔という「.hack」ファンなら1度は聞いた事ある名前が登場します.鵜之澤伸さんは話が分かる良い人(情熱家)という感じですが,ウッチーは凄くアレな感じでした.まぁ,両名とも居なければ「.hack」という作品ができていないという事はよく分かりました.

    そして,「.hack」において,最後の言葉↓が全てを表しているのだと思いました.

    「大丈夫.世界は愛にあふれています.」

    ドコドン!

 限定版特典

  • 限定版特典専用ケース
  • 今回はケースに入れるものも多いためか,前回よりもしっかりとしております.CC2イラストレーションズ,復刻 おしえて!ぴろしさん&なつめっち!!,絵コンテ集,スペシャルサウンドトラックを収めて丁度位の幅なのがポイントですね.

  • CC2イラストレーションズ
  • CC2公式同人誌……みたいなものです.表紙にもなっているブラックローズと速水晶良のイラストが一番好みでした.こういう一冊ができる事がアーティスト揃いな会社というCC2の独自性を現していますね.

  • 復刻 おしえて!ぴろしさん&なつめっち!!
  • CC2のHPに掲載されていた時に読んでいたので,覚えているものもちらほら.貞本さんのコメントがあるのも嬉しいところ.……サイン会情報で既知でしたが.

  • 絵コンテ集
  • ストーリー部分の全てがこの1冊に.サブイベントも収録されていました.思い返すのに最適です.

  • スペシャルサウンドトラック
  • 聴いていると色々なものを思い返してしまい,泣きそうになるレベルでした.旋律と歌詞の組み合わせでたまらなくなります.陳腐ですが,あえて,最高の1枚だと主張したいです.曲の中では,黄昏の虜囚が一番好きでした.

評価:10 / 10 (満点以外を付ける理由がこの記事の何処にある!)

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